役割給・実績給と評価との結びつき


 自律型人事・賃金制度における評価制度は、役割評価、実力評価及び実績評価から構成される。
 業務の流れにおける評価と処遇の結びつきは、上図のとおりである。設定された課題・目標の難易度・挑戦度の役割評価は役割給に反映される。目標の達成度と貢献度の実績評価は賞与に反映され、目標達成過程で発揮された成果実現能力の実力評価と総合された結果が実績給に反映される。



 自律型賃金制度における基本給は、本人の意欲と結果責任により決まる年俸的月例賃金である。
 役割給と実績給の評価対象には1年のズレがある。役割給は今年度の役割に対する評価、報酬として、本人が設定した業務課題・目標の役割評価により決定され、実績給は前年度の目標の達成実績に対する評価、報酬として、本人が設定した業務課題・目標の達成結果の実績評価と目標達成過程で発揮された実力(成果実現能力)の評価により決定される。



 定額型役割給、実績給には昇給がないので、賃金額は評価の上下により増減する。人件費はベアがない場合、評価別人員分布を変えない限り同額である。役割給と実績給がS~Bの5段階評価別賃金なので、基本給は役割給と実績給の評価の組合せにより、SSからBBの25段階となる。ベアを実施しなくても、意欲、実力、実績に応じて多段階の評価別賃金の決定が可能になる。

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